市川春水のお気に入りの歌一覧
紫苑
みぞれ降るけふを限りにたまきはる世を生き切りし信長の逝く
12
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麻倉ゆえ
手袋に困る短い指さえも包んでくれた君の手の熱
18
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りゅう たいせい
真夜中に話にふける若人の冷めてしまったホットコーヒー
7
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笑能子
日が過ぎて海苔の行方が気にかかる茶漬けに散らし只さらさらと
1
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緋色
ストーブのタンクが鳴って宛てのないメール打つ手を温めにゆく
7
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詠み人知らず
高速の冬の便座に腰掛けた 遠いあなたに ない暖かさ
7
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高島津 諦
冬なんか来るわけないよ私まだ一度きりしか恋をしてない
3
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薫智
いつまでも交わした言葉今ここで息づくように僕により添う
5
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桜園
薄味の味噌汁飲めぬと怒る姑ごめんね体が心配なの
16
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桜園
亡母の着しベストを姑に着せかけて亡母介護せし錯覚覚ゆ
18
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桜園
君の声聞けば心の落ち着けり亡き父に似しやさしき響きの
26
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恣翁
読まむとて 机に積みし文献も 今日は眠気を唯誘ふのみ
49
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みやこうまし
山茶花に目白数羽の白き目の見え隠れせり蜜を吸うやら
10
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舞
ホームレスごみ箱漁る背を照らす億ションの灯に如何な人棲む
6
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知久
雪の日は時のめぐみをもたらせり静かにわれと向き合う時を
12
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樟
雨の音の路うちたるごとくして我にしみゐる岸上の歌
3
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いちにのパッパ
プランターに水をやりますほどほどに育むことはその積み重ね
2
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まぽりん
咲きもあへずほろほろ散りぬ白椿やがて消ぬべき雪の恋路に
29
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知久
メールから声がするようになっていた気づいた今が恋のはじまり
6
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桜田 武
留守守る相棒の犬畳間にその幼き寝顔に気和む
4
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