翡翠のお気に入りの歌一覧
緋色
冬の陽の光子を溜めた空きビンが月の光に呼応する夜
16
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緋色
解けた靴紐を広場で直す時一人ぼっちを恐れる両目
9
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紫苑
夜なべすれば凍ゆる御手の尊かり君わが軆にそを温めよ
15
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恣翁
巷にて 夢貪れる暁に 路上の人や 落葉焚くらむ
18
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光源氏
いかなれば君なき夜の明くる間はあはれにおぼゆる冬の蜻蛉
13
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浅草大将
忍び逢ふ一夜の床もさむしろに今朝は纏へる雪のきぬぎぬ
15
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半格斎
孫を詠む投稿欄に師のうたはこの月も載りて健やかを知る
15
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七色コイン
真っ黒な灰になるけど泣かないで。君が泣いたら海になるから。
17
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西村 由佳里
山を越え 空駆け回り 兎行く 辰に今年の 星見せるため
5
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西村 由佳里
眠ってる 君の隣に 寝そべって 背中にそっと 頬を添えたり
3
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詠み人知らず
何時までも里に甘える娘なれ甘えを赦す吾は罪人か
3
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浅草大将
海やまも何かへだつる玉梓のかりぐらひやに綴るおもひを
10
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恣翁
原色の 千切れるほどに 回りたる 風車こそ 怪しかりけれ
16
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七色コイン
そう俺はあしたのジョーにもなれないで、燻っている残り火なのさ。
18
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浅草大将
散り際に花を求むるやまと人などて朽葉のこころ知るべき
12
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ふきのとう
金色に光る三日月眺むれば女人の涙秘めたるほどに
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聴雨
東雲の明くれば消ゆる面影に祈りのごとく香を焚きしむ
10
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舞
あの時の出会いを名付けひとときの思いとはせず初恋と呼ぶ
10
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詠み人知らず
晩秋の夕暮れ間近幼な児の遊ぶ自転車セピア色なり
5
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市川ありさ
出逢わない未来もきっとあったはず旋毛の上の満天の星
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