白川剛のお気に入りの歌一覧
舞
降る雨に負けずに澄みし鈴虫の音を受けながら酔いて家路へ
7
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浅草大将
ふり向けどこころ残りはよそにして我がゆく方に磯の細道
14
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恣翁
三人の 白髪頭の 何時か複た 酌み交はさむや 秋の夜の酒
22
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聴雨
朴訥と語るしらべの愛しさを懐いてねむる野分きの夜に
7
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あそびくも
アスファルト這ひ蹲るも転げるも声はとどかぬ小石の身では
13
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白亜
はつなつの檸檬の香りをやわらげて 上向くきみに秋風は吹く
20
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悠々
斎場ノ煙突直二天ヘ伸ビ荒ブル魂ノ父ノボリユク
12
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千巻
帰り道青きどんぐり転がりぬ汗はにじめど秋が近づく
4
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あそびくも
暑気盛るころの歌々さかのぼり今日は暮れ行く夏を惜しまむ
21
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まるえふ
みな上手く立ち回ってるそれ出来ぬ不器用な僕別にいいけど
8
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紫苑
赤蜻蛉ひとつ飛び来ぬ初秋の画布に気ままな一筆書きを
24
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紫苑
六つの鐘ひるは奈落に潜みしか大地のコロスひた集きけり
10
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聴雨
うたた寝の耳元訪ぬる雨音に覚めれば白き秋の蛍火
15
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浅草大将
うみをなす眺め乍らに流るれば立つは霧かははたは浪かは
16
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七色コイン
古来より青は貴重な顔料でその名背負った昔なつかし
23
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悠々
青空に羽音殘して蝉溶ける・澄子まためぐり來る逢瀬ねがひて・悠
15
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大獏
雨粒はひいふうみいと輪を作り濃度の高き波紋に覆ふ
8
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粕春大君
夕だちのむら雲わかれ照る月にこぼるる小萩がうへの白露
23
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七色コイン
弟はいつも悪役やさしげな歌が大好きねえ歌ってよ
8
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浅草大将
秋野辺に色とりどりの花咲けば声も千ぐさの虫ぞ鳴くなる
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