白川剛のお気に入りの歌一覧
浅草大将
八雲たついつもと違ひ聞けもせず泥鰌掬ひはいとやすき節
10
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あき
アサガオの視てる世界がいま見えたお天気雨のむこうの青空
9
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恣翁
小刻みに こっち、こっちと 振れる尾の 誘ひに任せ 鶺鴒を追ふ
33
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紫苑
小余綾の磯に苦参の生ひつれば運命の道とわれ思はましを
8
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白亜
なみだ色 硝子の粒は冷淡で ぼうっと映る少女のひとみ
7
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ケンイチ
漲りし夏に名残りを覚えつつひときは清し外つ国の朝
15
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あそびくも
CMのシチューの湯気が秋を告げ忽ち恋ひしイモ栗かぼちゃ
15
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三沢左右
糸の目の数なかりけり涼やかに見る東雲の秋の雨粒
18
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舞
鈴虫を夢やうつつと聞きながらつれなく明ける独り寝の秋
26
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紫苑
雨風を気遣へるわれ時おかず応へつる人いづれさびしき
20
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大獏
いましがた埋めたものから逃げだせば竹林の葉鳴り耳うちにすむ
5
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浅草大将
おき手紙ゆくへしらなみ立つ鳥の残す思ひに跡にごしつつ
11
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まるたまる
てのひらを開いてみたら空だった確かに砂を掴んでたのに
16
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まるえふ
位置としちゃ10人居れば6番目辺りを歩く風切り歩く
7
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あき
モンブランひとつだけ買い店をでるほんのちょっとの勇気がほしい
28
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半格斎
風増せばすだく虫の音とだえけり野分け待つ間の羽州路の果て
20
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山桃
むすんではきえゆくひとよそよろふく秋風うらめ朝萩の露
17
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七色コイン
オオナムチさぞや無念であったろうきみの御霊の宿れば想う
9
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紫苑
かたづかぬ吐息をつけば輪舞する鳥女らのにつと嗤へり
9
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まるたまる
鎌倉の海をひとりで見たかった曇り空の日授業をさぼる
13
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