ゆうくんのお気に入りの歌一覧
あき
袖にされ傷つくことが恋をした証明になる「嫌いと云って」
8
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紫草
長々き夜のしじまに立ちつくす愛しき人は旅に出ており
13
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舞
妻一人母も一人を天秤に掛けるもできずヤジロベイ吾れ
11
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あき
二時間の映画のラスト三分をきみの電話に取られた恨み
13
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舞
歌集閉じふと目にとまるアイロンの陽を受けて立つ永遠の静寂
9
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紫苑
六体の石の地蔵にまれびとの思潮をたどるみちのくの冬
6
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ケンイチ
この星を故郷と呼ぶには遠き道に新たな月の宿りて
3
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紫草
冬の夜ユズとキズとが籠の中暗き厨でこそり息づく
10
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紫苑
もみぢ葉を濡らす時雨のそそめきはほそく縒らるる胡弓のふるへ
6
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横雲
樫の実のひとり恋ひつつ影追へる冬の三日月山に隠れり
3
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舞
見る人も知る人も無く枯れてゆく花一輪に秋風の吹く
15
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恣翁
当てもなく 侘しく揺るる尾花すら 頭上白きに 名利求めむ
17
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ケンイチ
わが先は八重波のみのさざめきて背に負ふこの国の蠢き
7
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紫苑
白樺の梢をゆらす風を聞くあなたの耳は小鳥のかたち
18
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ケンイチ
風の呼ぶ声に背きて積もる日のうちにも騒ぐむつ花の香ゆ
5
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舞
紅葉なす黄や紅いの遠山に降るや音無く細々雨霞める
4
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あき
どうしても愛を喰らえと云うのなら井守を焼いてそえて頂戴
11
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麻倉ゆえ
雨音のヴェールは僕を閉じ込めて「行きたかった」の気持ちを流す
4
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横雲
二年をおきていそぎにめぐりあふおなし月日も思ひ変わりて
2
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恣翁
初霜の降りて 病葉萎るれど 籬の黄菊 朝に清し
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