あそびくものお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
旋盤の狙うワークのセンターに 憎いあなたの名前を書いた
10
もっと見る
由良
三日月をかすめて飛行機雲が行く夕陽を浴びた金の痕跡
11
もっと見る
栞桜
雨音に朝の目覺めを感じつつ春の始まり思はせるかな
6
もっと見る
紫苑
春嵐しるけき街の辻に立つ案山子は見ずや咲き初むる花
9
もっと見る
菱谷真青木
雨の日の線路に触れてみたときの鉄の匂いが浮かぶ夕焼け
12
もっと見る
詠み人知らず
靡くほど吹かれてやまぬ春疾風淡い蕾を揺さぶってゆく
12
もっと見る
詠み人知らず
君たちの母校の最寄り駅に立つ私の居ない青春がある
11
もっと見る
舞
ささやかな家族の夢を背負いつつ今日もまた乗る通勤電車
14
もっと見る
詠み人知らず
逢わんかてよろしゅうおすえ 逢わんかてあんさんはずっと わてのたましい
9
もっと見る
詠み人知らず
春の庭 老女のおいた 残飯にすずめ来たりて 幸せはこぶ
11
もっと見る
浅草大将
百合を手に天使は受胎を告知せり罪なき者を裁くごとくに
12
もっと見る
詠み人知らず
むせるよぅな満員電車の香水は 場末のバーの便所みたいだ
15
もっと見る
小山 薫
あやなしと思ふ心があればこそ戯れせむと恋をするなれ
3
もっと見る
浅草大将
大堰川かぜもはや瀬に浪くだけ花なくはなの散るあらし山
12
もっと見る
木綿
繰り返し何度も聴いた波音に上書きされたきみのひとこと
5
もっと見る
もなca
今年咲く桜はひとりで見るのだろう 見て思うのは君ばかりだろう
13
もっと見る
恣翁
種多き故 好き後家てふ紫蘭こそ 死人の指と 乙女呼びけれ
16
もっと見る
葵の助
ため息をつけば瞼が降りてきてビーフシチューに月夜が溶ける
3
もっと見る
風蘭
春風は声轟かせ揺り起こし眠い額をふんわり撫でる
8
もっと見る
きたの小町
豪雪の 融ける水音さやかなり 子らと行きたい 春を探しに
7
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[178]