たつかわ梨凰のお気に入りの歌一覧
くりくりまろん
流したる涙は凝りて塩と成り生命育む滋養とならめ
5
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葵の助
すっきりと背筋が伸びる新米のまっしろな光まっさらな祈り
4
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村木美月
救ってはくれない人を待っている朝焼けだけがいつもやさしい
106
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花梨
夕涼み宵に咲く華仰ぎ見て祭りの恋の散り際寂し
5
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花梨
夕立に濡れて色づく夕顏を手折りて歌ふひとひらの恋
7
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岩崎純一(純星)
下葉より蛍のぼする光にやよひらの色を添ふるあぢさゐ
5
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紫苑
結ぼれてつかのま立てる陽炎に蚊帳ゆらぎけり一掬の夢
6
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七色コイン
窓辺にはうつむくきみの姿ありテラスにきみの笑顔探すの
8
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七色コイン
無門関出られぬならば住めばいい住めば都と先人の言
8
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浅草大将
秋雨のいとど冷たきみちのくにこころぼそくも雪をまつ島
14
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住川幸
電線が空を平たく切り分けて配る 私の分はもうない
14
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紫苑
風はらみ野に咲く夢に涙ぐむかの時雨降るコスモスの鉢
19
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芳立
たえぬ瀬の音にはきかずあき雨をあつむるほどに涙あふるる
18
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紫苑
裏切りの赤毛うつくし蒼穹に抗へるかに曼珠沙華立つ
13
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紫草
秋日和 障子張替え栗ご飯 君と夜長の海外ドラマ
6
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紫苑
谷間に眠るおのこの胸ちかく息を吐くかに曼珠沙華咲く
17
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白亜
風の指 うすく雲をはぎとって空へと還す 無言のままで
23
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詠み人知らず
赫々(あかあか)と 咎を散らした 胸に咲く 想ひを秘めた 曼珠沙華の花
10
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岩崎純一(純星)
わが恋は春の梢の霞みつつ散りても花の風の山越え
3
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恣翁
月白に 背く高殿 窓の灯に 覚束無しや 君が面持ち
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