たつかわ梨凰のお気に入りの歌一覧
紫苑
もの言へば干割れてさむき唇に「忘れないで」を禁忌とすべし
10
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七色コイン
いいのかい?ここからエデン開始だよ。地球最後のネオンを消すよ。
11
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岩崎純一(純星)
露散らす荒きひるまの野分にて夜は木の葉に影も宿らず
5
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芳立
たとへば君闇の落ち葉と散るわれをしらじら照らす月を詠まぬか
7
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芳立
晴れ空に君の手をとる理由にもならない風が吹く十二月
19
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まるたまる
手離すと決めたら楽になりますかそして再びしずかな砂丘
16
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麻倉ゆえ
手のひらに掬った息よ 天を越え風花となり暖かく降れ
6
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聴雨
雨の香に心ほどいて春の夜は君恋ひ初めしころの歌よむ
15
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柚々
ぬばたまの夜に解きしは君の帶 甘ゆる君は夢にあらねど
8
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芳立
過ぎたるも足らざるもなき未完成交響曲にみのりあふるる
11
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紫苑
不意打ちの雨音の鋭しうばたまの闇に潤ぶる隙穿ちつつ
20
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紫苑
宮城野に雪のたよりを聞くあした筏かづらの色深みをり
17
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紫苑
横時雨しぶけばかすむ庭さきに標なるかの白すみれ咲く
15
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山田杜魚
波音は空耳ならむ我が部屋のベランダからは海は望めず
8
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三沢左右
ありし日の空と海の青 わが声はいづれの青をみづいろと呼ぶ
16
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谷川めぐむ
神経が靴になったら目に見えてすり減ってると分かって便利
8
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田中ましろ
うつくしい言葉だねでも美しいだけであなたがまるで見えない
10
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澤木淳枝
夕星を 率てのぼりしが 三日月の 夜に眺むるは 尾花かな
16
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紫苑
十六夜のはつか欠けたる疵ぐちに口風琴の掠れては滲む
14
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白亜
十六夜のひかりやはらか 傷跡の影さへあらはにしてしまふのに
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