染季のお気に入りの歌一覧
半格斎
風わたる水田の畦を占めたるは名こそうるはし姫踊り子と
11
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紫苑
雨だれに薔薇は深紅の砂糖漬けショパンを愛づる君が窓辺の
21
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聴雨
弓月は思ひの丈を一条の光にかへて花に詠へり
10
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中村夜
君となら運命だってことにして全部許してあげてもいいよ
10
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浅草大将
山もとは霞む眺めに変はらねど夏こそ霧とともに立ちぬれ
14
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風橋 平
美しくうべなわれたりふるさとはときに林檎の白い花季
15
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卯月
あまりにも春は短しさよならを告ぐる間もなく散りゆく桜
6
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林ユキ
憎むにはまぶしすぎたよ菜の花の光りの底に沈むてふてふ
18
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シュンイチ
歴史とは忘れてくこと 振り出しに戻したきみを思い出すこと
23
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芳立
遠き日の史学者よ書けその年は春も四月もなかつたのだと
25
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夜考宙ん
真っ暗な部屋でポツンと窓眺め霞む月夜に願いを託す
3
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垂々
あんなにも間違っていたやり方のひとつひとつが青春だった
85
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三沢左右
夜の雨にさっぱりわからないジャズを愛しく思う屋根のインプロ
10
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紫乃
頬染めて 蒲公英 我にくれる君その一瞬に栞をはさむ
5
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詠み人知らず
散る花にいまだ心をとどむれど夏のとなりの空のまばゆさ
17
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詠み人知らず
春はてて花なき峰のうぐひすは夢に咲けるを見てや鳴くらむ
12
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きさ
花咲かす時は愛でらる桜でも散らば踏みつく諸行は無常
2
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千鴇
春風が青空の羽さらってく水芭蕉だけここに残して
4
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あんて
遠い国いつか沈んでしまうって アンビエントが海になる夜
9
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三沢左右
カンバスに描き留められし汝が口は両人の罪を嚥み隠しけり
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