高野鴨のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
裏切りを声高に叫ぶ夏の夜に灯る炎は灼け落つる神を弔う
5
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詠み人知らず
頸筋に触れる指拙き妄想に囚われし少年の碧き白昼夢
4
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詠み人知らず
我が戀を嫉む黒猫翡翠の眼斯くて想いは月に落つ
6
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浅草大将
すすり泣く男の恥をさらしなのそばは二八の十六夜の月
28
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浅草大将
よの中は空しきものと知りぬれど心のたけはなほ割切れず
30
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浅草大将
例ふれば人をあやめの心根を泥にまみれつ歌ふべきやは
34
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詠み人知らず
奥山に知られぬ花は散りぬとも錦に染める里の春川
15
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悠々
指折りて夜通し呪文となえける女ありけり歌黄泉の室
14
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悠々
アサマシキシットニクルイヨキトモヲウシナイシヨルヒトリ歌ヨム
17
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悠々
ひっそりと八日の蝉のながらえてとぎれがちなるおそ夏の歌
35
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眼鏡副主任
仕事終え 暗い夜道を 切り裂いて 何処でも行ける 週末旅行者
3
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詠み人知らず
白ワイン三本話足りなくてつまみはクスクス笑い声だけ
5
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詠み人知らず
体内に異物が混じる気がしてた昔は人を避けて生きてた
6
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詠み人知らず
冷蔵庫のモーターだけが響く夜あなたのメールひとつずつ消す
12
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シュンイチ
やりきれない気持ちの春に 甲子園球児たちみな年下になる
6
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あどりあん
何気ない日々の溜息ひたかくし涙ながすは春眠の中
7
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在原紀之
ミクシィに広がる動き「手を繋ごう」ただの偽善と被災者の声
9
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恣翁
まひるどき 簾透した 中庭の 石榴の花ぞ そのみ明るき
30
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Coo
納屋の奥錆びたシャベルが眠そうに「地球の裏には もう行かないのか」
7
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紫苑
朝まだきほそき口より色を吐き空染めゆくやブルーサルビア
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