緋色のお気に入りの歌一覧
翡翠
吾が妻を君と書きたる歌を読む君の背中がくつくと笑ふ
12
もっと見る
みやこうまし
紅葉道だれか追うよな気配して振り向けばそこに満たされぬ過去
11
もっと見る
西村 由佳里
星座にも 物語にも されながら 星はただただ 無垢にきらめく
7
もっと見る
浅草大将
誰に鳴く夕浪ちどり哀しさもひとしほ釜のうらみつらみを
12
もっと見る
falcon
気がつけば戦の日々と母いひき気づけど空し反核の声
6
もっと見る
紫苑
雲ひとつだになき空は起伏映さずひと色に眼窩を染むる
7
もっと見る
聴雨
遠つ君しのべば渡る月影にかよはぬと知るうたを託さむ
13
もっと見る
かぐら
明日から二日とおくへゆく仕事 きみの背中を覚えて眠る
4
もっと見る
シュンイチ
したいことしているだけのぼくたちは遠くの空で途切れた歌だ
8
もっと見る
詠み人知らず
はみ出した子らが掲げる半旗には激しい色で「寂しい」とある
23
もっと見る
井ノ川 純葉
君に電話かける口実考える「今何してる?」が言えない私
7
もっと見る
由良
笑わせてあげられたらいいな大好きな君だけでもひとりだけでも
6
もっと見る
舞
聖夜待ち飾り輝やく都市の隅み光りは受けずホームレス居り
12
もっと見る
七色コイン
指輪さえ買えずに俺は想ってる 現世にもがく 現世にあがく
16
もっと見る
けにちん
誤魔化して自ら道を失くすなら傷ついてでも進むと決めた
9
もっと見る
モニカ
幼子の、背にみゆ父の、頼もしき、今なほ想ふ、ありがたきかな
11
もっと見る
聴雨
ゆくりなく紅葉ひとひら舞ひ来り冬のはじめの夕闇の中
14
もっと見る
みやこうまし
枝、幹は風に向かいて葉は雨に凭れて通す皮下の水脈
10
もっと見る
聴雨
一条の光のやうにかよひ合ふ君と交はせし真夜中のうた
12
もっと見る
浅草大将
君いかに今日は小雪のふる郷の春はこよみのなほ先にして
17
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[57]