二斎のお気に入りの歌一覧
光源氏
ぬばたまの夜半の呉羽に言付けていとどさへづる妖かしの鳥
9
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聴雨
老梅は流るるごとく咲きこぼれ月にたなびく春霞かな
17
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光源氏
あらたまの春ささやかに來まさねば高天原に思ひそ我がせし
10
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詠み人知らず
鶯の聲と羽風に竹叢の翡翆の宇宙はしばし震へる
5
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詠み人知らず
なき尽くす空しき恋にうくひすの吐き出す血にや花は染むらむ
9
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恣翁
やはらかな 掌をした吾娘は 率直に かつ大胆に 膝に乗りけり
35
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舞
梅一枝夜に香るも見る人や影も求めず自ずから咲く
15
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光源氏
きくやいかに峰もたひらになりかはる松の末葉も散らむものとは
10
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粕春大君
春立ちて降りくる雨はひさかたの天の河原のこほりとくらむ
20
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浅草大将
長き夜も吹く春風に咲く菜花草に急かるは食ふもよき哉
19
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詠み人知らず
亡き母の書きしレシピのみつかりておふくろの味の黒豆たけり
14
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詠み人知らず
竜宮の空には雪と見えなまし海原に咲く白波の花
8
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紫苑
ぬばたまの我が黒髪に結ぼるる残り香のなど愛しからずや
15
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詠み人知らず
あは雪を玉にとどめてとこしへに君の飾りと望む初夢
10
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舞
天つ風君に傳へよ春立つと雪のもとにも命萠えると
10
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ぎんこ
猫の恋 雪の上に咲く梅の花追いて羨む 花詠む君を
5
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伊藤透雪
鮮やかな 鮮やかすぎる夢として 朝に流した胸の苦さよ
4
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栞
四桁の暗証番号押す度に想い出すひと 一生の恋
25
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恣翁
ふつふつと 身を躍らせて 湯豆腐の 浮き沈みせり 来し方のごと
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光源氏
持て余す心ひとつに風のこゑ梅一輪に月ぞ殘れる
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