滝川昌之のお気に入りの歌一覧
和花
重たげな雲を運べる今日の風地上の我に生ぬるく吹く
1
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名鈴
物語 読まば風吸い 露を飲み 飛龍を御して 遊ぶも叶ふ
7
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河のほとり
をみなへし野にみだれてやうらむらむ露もとまらぬ風のこころを
13
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只野ハル
猫よりもあったか毛布暖かい爪も立てない指も噛まない
3
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みをつくし
雨降りて緑葉玉にしだり落つ その黄あざやか石蕗の花
17
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只野ハル
里山の紅葉照らす午後の陽をグラスに入れて赤ワイン呑む
6
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ななかまど
すずなりの柚子の熟れたる頃なればその香浴びんと初冬の心は
7
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トウジさん
表情は硝子の窓にぼんやりと消せるものかよ君との会話
3
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ブラックバニー
マスクして防ぐ細菌だけでなく心蝕む卑劣な言葉
2
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恣翁
山の端の木末の 風も吹かざるに そよげば 月ぞ出でむとすらむ
11
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名鈴
いざいざと 恋の淵にぞ 身を沈む 月影なきも 汝が緒頼りに
11
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舞
野良犬が傷舐めるよに火の酒を舐めては吐息哭き声にも似て
4
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梅星
漁火を思ひにつけて悲しきはよる白浪のあくる日と見ゆ
4
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び わ
気にするな小学生のアドバイス八二才感心しきり
3
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詠み人知らず
二人きり 歩いた道は 語れない 深い絆に 隙はみせない
4
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ユキ
あちこちに ニョッキリ生えて 輝いて 星屑のっぽは 今日も天見る
2
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草木藍
天高く気高き月の青白き光を浴びて我羞じらいぬ
2
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横井 信
答えなど見つからぬまま山寺の桜紅葉の落ち葉を拾う
13
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朔夜
ネットでは静かなときは堕ちている多弁なときはぶっ壊れてる
2
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和花
言の葉の棘の刺さりし金曜日やうやく癒えぬ日曜の夜
3
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