横井 信のお気に入りの歌一覧
灰色猫
生き方の攻略本が積みあがる書店でひとつ人生を買う
12
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名鈴
花咲くや おぼつかなかる 蘖を 育み渡る 老いの方人
10
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灰色猫
感性の方位磁針がぐるぐると回り続ける霧笛航路で
8
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滝川昌之
大船駅 観音出口で雨宿り 濡れる女像の艶を見上げる
17
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ななかまど
朝ひらき夕にとじゆくキスゲ花初夏の黄色にひと日を老いぬ
11
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橘
うたいたいうたもうたえずきばらしにつまらぬわるさをするおろかもの
6
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名鈴
光る汝に 照られ漸う この身にも 消えぬおもひの 灯りけるかな
6
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橘
イバラ道ゆくお料理に四苦八苦究極食べておいしかりせば
6
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望月薫
哀哭し千々に砕けた心にも春の陽射しはそっと寄り添う
5
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名鈴
とまりたる 草諸共に 朽つべきと 果無む蛍 君ぞ手伸ぶる
8
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艸介
週ごとに値の下がりゆく唐黍は 近付く夏の足音なりけり
9
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音弥
漏斗状の芸術的な巣の奥に潜むは牙も鋭き悪魔
7
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岩本菫
大根を煮たら母の味に似ていつの日か吾子に伝えたい味
8
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詠み人知らず
引っ越しが 近づいてきて 悔いはなし 胸が踊るよ さよならさよなら
6
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葛城
一時期を共に過ごした思ひ出は棄てはせぬがと運び出すゴミ
13
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のら
この紫陽花は水色か桃色か白黒写真みつめる君の横顔
6
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草木藍
まだいいか油断大敵雑草があれよあれよと芽を吹き慌て
6
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舞
木洩れ日の揺れて葉擦れの音寂し木の間の先の一片の雲
11
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び わ
自信なく手話の講師を引き受けるやれば出来ると自分説得
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行宮偏(仮之名)
タワマンの灯火がゆれる夏至待ちの雨に濡れようヴェイパーナイト
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