滝川昌之のお気に入りの歌一覧
名鈴
幾万の 本や主を 失ひて 傾るるほどに 震へ泣くらむ
12
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綴迷停
人と人出会いと別れ繰り返しいつしか大事な人と出逢いて
1
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御宿川蝉
圖書館の 本の匂ひに 包まれて 菩提樹の花 散るを眺めつ
14
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舞
抱かれてただ懐かしく頼もしく眺めて飽かぬふるさとの山
9
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Proverbe
黒犬に噛まれて怖じる赤犬に 必要以上の用心無用
5
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び わ
お陽様が聴こえぬ吾に声をかけ手話の単語に負けないように
6
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夕夏
かなしいかおもいかさねてたんざくによみつづけたきなつのゆうかに
3
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詠み人知らず
薄明かり 太陽が照らす カーテンに 忙しい日々の 始まりを告げる
5
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横井 信
陽だまりのホームはあつく花びらを咥えて跳ねる小さなスズメ
11
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うすべに
アマビエを描いた短冊笹飾り 結ぶこよりに祈りをこめる
6
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うすべに
嫌そうな顔をよそおい釣り書きの勤務先の名さりげなく見る
7
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へし切
梅雨空は鬱気をさそひ楽しめぬ五輪の跡の惨禍を憂ふ
14
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可不可
リモート 長びくほど忍び寄る 孤立感とアルコール依存
4
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詠み人知らず
選べども 紡げない指は 不器用で 和歌の深さに 申し訳ない
4
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ななかまど
半額のシール貼られた花苗をフラワーロスと買いあさる妻
14
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千葉 甫
異次元へ吸われるような感覚の束の間あって眠気は失せる
3
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谷村思亜
寂しさよ 存在と切り離し得ないもの ガラスを透かして夕日を見ている
5
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詠み人知らず
疲れたね 静かな昼寝 焼けた肌 起こさぬように 団扇で扇ぐ
7
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吳佳斌
瀬戸内の 繋がり橋に 遠ければまだふみこえず こひの岡山
16
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綴迷停
暮れなずむ夕日の赤が愛おしく見上げる空の果てしなき事
4
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