ひげじぃのお気に入りの歌一覧
び わ
庭の柿テーブルに一個鎮座してこちらをじっと見つめておりぬ
13
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朝比奈
いつの間に蝉鳴く頃を過ぎにしや草葉の虫の声を聴きつつ
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仔柚
「貴方だけ」なんて言わない お互い子どもでないし一人でもないし
7
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可不可
今は亡き言の葉ひろひ 三十あまり一つぞ 積みては崩す 夜長
9
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Proverbe
花落ちて 明年開き 復た誰か 朝の紅顔 夕べの白骨
10
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ななかまど
秋の陽を惜しむかのよう秋桜はアンティークへと色落としゆく
9
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滝川昌之
空港の到着ロビーはほっこりと再会たちがハグを咲かせる
13
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へし切
お決まりに 列をなし歩む園児らの穢れの無きこころ こそな忘れそ
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名鈴
古代より 届きしタイムカプセルの 開かばなほ咲く 花蓮かな
10
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Aquarius
とどまれる一秒一瞬一刹那意味なきことに意味を求めて
1
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桃山
名も知らぬオレンジ色の蝶のいて花と語らう秋の日和に
10
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恣翁
輪郭に圧さるるごとく 背を曲げて 入り日に向かふ移住者の群れ
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音弥
歌詠みは内緒の趣味をつい酔って滑らせた口後の祭りよ
13
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舞
知り初める雪虫という言の葉を女つぶやき寂し名と言う
11
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葛城
宛てなしに走り出す身と車とは柵もなく徘徊をせし
10
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灰色猫
幸せの色がこぼれる花道を歩き終えたら許しあえるね
10
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茂作
リビングに射し入る日差し和らぎて 夏の思ひ出をアーカイブする
15
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草木藍
澄み渡る未明の空よオリオンと大三角を見上げて歩く
15
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半格斎
山の端の緋色の空を目にせむと 吾妹子と歩む明け初めの道
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滝川昌之
そう多分 次の野分が 夏色を すべて消し去る 低い空ごと
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