絮谷新のお気に入りの歌一覧
なかしぃ卿
半額のシール貼られた午後五時の疲れた眼して家路を急ぐ
5
もっと見る
沙久
ビニールに 舞い降りた粒 意図せずに 散らばり成すは プラネタリウム
13
もっと見る
沙久
「あっ!ミス」と 気付いた瞬間 雨音が 重たくうねる 憎い演出
18
もっと見る
たけくらべ
恋ひすれば夜通し降りし雨だれの不協和音も楽しかりけり
23
もっと見る
りんす
手をあげろ!そのまま動くな!抱かれてな!でないとそろそろ泣くぞ、わたしが
5
もっと見る
橙田千尋
最善を尽くせば尽くすほど増えるフランケンシュタインみたいな嘘
3
もっと見る
橙田千尋
カーテンを開け放つような勢いでまだ見ぬ君に手紙を渡す
6
もっと見る
野々花
初夏の雨の匂いは優しくて戸惑う私を静かに包む
15
もっと見る
舞
今日もまたただ下らない日だったといち日終えて舐める傷あと
13
もっと見る
呉竹の憂き節
みをつくししでのたをさもしるべせむ西の空なる月の舟まで
5
もっと見る
呉竹の憂き節
このよだに明けても夢ぞ限りまで月は心にめぐりあふべく
6
もっと見る
呉竹の憂き節
いつはりもまこともいづれ玉と見む今日またむすぶ蓮葉の露
5
もっと見る
呉竹の憂き節
光のみ身のゆくへにも篝火のかけて忘れじ蛍ならねど
3
もっと見る
呉竹の憂き節
おのづから立ち返りにき白妙の月も影そふ和歌の浦波
4
もっと見る
夢士
信濃路の勿忘草や水無月の旅する人と語らひの宿
15
もっと見る
橙田千尋
いつもより生きていたいと思う朝メロンソーダの雨が降り出す
5
もっと見る
橙田千尋
新しい誰かに生まれ変わるには冷やし中華をまず終わらせろ
2
もっと見る
橙田千尋
ポケットの中の様子は分からないこんなにひどく泣いているのに
3
もっと見る
河のほとり
面影の見ゆともなくて郭公鳴けばながむる空の虚しさ
18
もっと見る
鰹鯨
空々と笑うあの子の心なぞ 誰もわかって たまるものか
3
もっと見る
[1]
<<
525
|
526
|
527
|
528
|
529
|
530
|
531
|
532
|
533
|
534
|
535
>>
[552]