まるたまるのお気に入りの歌一覧
トーヤ
もう一つ二つ三つと切り捨てよ伸ばした髪と染み付いた嘘
12
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芳立
過ぎ去りし春を惜しめば海の外に夏は初音の聞かるべきかな
9
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きりあ
今日は猫に喩えられた明日はきっと喩えられるものも無く逝く
2
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きりあ
穏やかな散文のように染み渡る三十一文字の隅で生きる
6
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さめ
この赫は夢に出て来て堕ちた赫この無花果の切り口の赫
2
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浅草大将
忍ぶれど月の宿りぞにほひけりひかる夜風の卯のはなの垣
16
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ほたる
ぬばたまの闇夜の色のインクなら不埒な恋の歌も美し
11
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芳立
世のなかの憂きにすすれば支那そばの屋台に見やるおぼろ月かな
10
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さる
人の世はみな虚々実々ですよ嗤はば嗤へ青二才めら
7
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きりあ
寒すぎてセロトニンとドーパミンが足りない春に蹴りを入れてる
10
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芳立
あかねさす君を愛すと告りつればベーと答ふる夏の川べり
11
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ケンイチ
生くために漁りて老婆はパンを得るモンマルトルの夕影を背に
7
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はな
すき、きらい、すき、きらい、すき、こんなことしているうちに春など終われ
22
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紫苑
寡黙なれば知らず過ぐしき胸に組む両手に包み持ちてゆくもの
18
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みみ松
水底に沈みし砂に似た思いふと揺さぶられれば胸濁す
10
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まるえふ
エスエルに石炭くべて走らせる若き日の祖父肩隆々と
13
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半格斎
みちのくに春は居坐り野に山に辛夷さくらは競ひ咲くらむ
13
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詠み人知らず
忘れ人訪ね来るよう風の立つ 蓮池渡り五月の肩に
12
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紫苑
のどに陽を抱くつばくらめ梁にゐて子を待つ穢土に夏は来にけり
15
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芳立
昨夜は冬けさ春すぎて夏の日のさかれば夕や秋なりぬべき
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