まるたまるのお気に入りの歌一覧
芳立
かき抱けばジャスミンの香の束ね髪ゆふひもとけて樹々のさやげる
19
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きりあ
歌集には花を挿んでおきました開けぬ頁に一輪だけ
20
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芳立
菅の根のみだるる沢の音たてばゆくへも知れぬ鳩のかげかな
13
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羽
シードルの泡さわさわとひからせて再生させるあなたの言葉
19
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羽
飛ぶ鳥のかげ地をすべるすれちがう私はずっと地上の人だ
12
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falcon
銘仙にたすきかけたる母うたふ調べなつかし梅雨晴れの空
12
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falcon
とふひとの塩瀬の帯に百合かをり白き日傘は紬に揺るる
16
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山本克夫
六月は雨に隙間をみたされて泣いているのも気付かない午後
4
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ケンイチ
冷々と挽歌の雨は降り続く 裏切り者の口を無くして
5
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芳立
とりがなく東路ゆけば時世なるわらべ遊びかガイガーカウンタ
7
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芳立
はるなきに夏もやあらじ夜のふけてただ梅雨寒といへば疎かに
9
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紫苑
悔しとぞ呟きしてふ絵を継がむ子を喪ひし画家の盲ひて
11
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紫苑
うまごやし傾ぎ戦げる青年の形なき胸に風のなぐさみ
18
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さる
低気圧低温高湿 五月去る低い黒雲頭押さへる
3
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浅草大将
ふみ見れば忘れ難きもおほ江山またもいく野の道の半ばに
16
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芳立
青き実の酸きも食むごとわが口に透きわたるかな好きの思ひは
10
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ほたる
雨の湿り髪にヒタヒタ染み入れば君とのうれしき事のみ想う
10
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ふきのとう
うたのわが一杯のコーヒーとなるなら息抜きにお立ち寄りください
21
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浅草大将
口にする夢は壊れてしゃぼん玉とんでもないと思う尻から
11
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紫苑
風さはぐ宵辺にあしたを煩へば蝶骨の淵はつかに軋む
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