夢士のお気に入りの歌一覧
舞
何処かに有るや無きやと探しつつ未だおぼろげ妻の取説
7
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河のほとり
池の面を照らせる月は風にのみ氷らぬ波のかげとこそ知れ
12
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灰色猫
がんばれの消しゴム跡のその上に応援しとるよゆっくりいこう
15
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ななかまど
かきつばた白く飛び立つ気配あり悲しみ越えし人の庭先
11
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リクシアナ
学籍も僅かとなりて油彩画の海馬にかおる冬のアトリエ
17
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滝川昌之
まだ弱き冬日を求め差し出した梅が枝先に点く紅の粒
20
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愚と楽
君の目にいかに映るか ハッピーかアンハッピーかこの金魚鉢
2
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千映
人口の数だけ個性があるものと知れば人生気楽になれる
10
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愚と楽
楽しさの大きさよりも 悲しみの小ささ求む我五十一
5
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へし切
「おはよう!」と行合ふ人に 元気よく 春の陽射しに笑みがこぼれる
20
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横井 信
すれ違う僕の知らない思い出に視界が揺れる暖かい冬
15
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KEN
ななかまど いつつぶむつぶ 噛み碎き 街で野猿は ちひさくまろむ
12
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リクシアナ
背にあかき母たる罪の十字架を負う身にあまる冬の月影
16
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名鈴
来し方の 祖父祖母の 生きし世と 遥かに移る 行く末なめり
12
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舞
青空に映えて美し紅の雪帽子する冬ナナカマド
9
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幸子
山に満つる花の光のあふれ出で犠牲なき世を成すにやあらむ
20
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リクシアナ
ピアスホール二つ休ませ二十歳の子晴れ着の華は都会の恋か
17
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千映
七十路も過ぎてこの世のあれこれを知りてこころの襞と愉しむ
10
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河のほとり
ただ夢の覚むるかの世をまつ風になほ冴えまさる水の上の月
10
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千映
「ありがとう」たった五文字の嬉しさはこころに届くピンクの花束
12
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