コタローのお気に入りの歌一覧
横井 信
草原を飛び立つ鳥の瞳には朝陽にとける闇のかがやき
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青き銀椀
「ただいま。」と菜の花が咲く二月の梅が応へて「早いねきみも。」
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青き銀椀
如月の月の冴ゆれば満ちゆきてほんのり照らす道の草かな
6
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青き銀椀
望月に借り住まひするする恋心淡き光を丸く届けん
6
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青き銀椀
寒きほど声掛け合ふて大坂の気質よろしく雀たち鳴く
9
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青き銀椀
うぐいすのまなこが春を射止めてる寒風の中車道の脇で
9
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可不可
コート脱ぎかかる春の蕾たち 通せんぼ 北風スクラム
4
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名鈴
日の本は 山にも海にも 夜昼も 神の御座して かたじけなきかな
10
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舞
手作りのつつましやかな恵方巻き妻と黙して幸願いつつ
11
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舞
雪明かりおぼろ月夜のほの明かりのどかにたどるわが家への道
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舞
雪知らぬ南の街の青空のあっけらかんと明かき立春
11
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舞
美しい思い出だけじゃないけれど酔いには浮かぶ女の肌の香
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舞
老夫婦手つなぎ歩むカップの手とは違った温もりの色
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うすべに
梅愛でる人の目よそに冬の陽を あつめて光るまんさくの花
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灰色猫
新珠の年を経るとも若人の散華の夏を語り継がなむ
3
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可不可
春の足音 せめて半歩づつ 吹き反す凩も踏み越え
4
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名鈴
隈隈しき 彼方面を いぶかしと 胸の奔るは 子の取り所
6
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名鈴
異形の者 宜荒ぶらむ 母も無く 屍組みて 生さる身なれば
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名鈴
如何様に 変化したるか 探れど 見顕さぬが いとどもどかし
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名鈴
様変へて 新しき病 生り出でて 薬はつひに 追ひ及かぬらし
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