詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
紫陽花を訪ねて行こう古寺へ南から吹く梅雨のささやき
14
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幸子
美しきものの持つトゲ ヘタに秘め アメジストに照るナスのお嬢さん
15
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詠み人知らず
荘厳なラブホやなあとほんもんの教会やったこれは失敬
6
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KEN
火の神の荒ぶる後の崖に立つ孤高のけもの咲く花を待ち
19
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詠み人知らず
紅薔薇も墜つるや椿の如く落つ 今コンコルドいかが聞えむ
5
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幸子
透きとおる氷の内に籠められつうねりきらめくマーブルの華
16
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詠み人知らず
流氷の天使と呼ばれるクリオネも 欲満たすとき醜態晒す
6
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滝川昌之
定宿の勝手知りたるつばくらめ耐震補強に手抜かりはなし
23
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詠み人知らず
座敷なら遠慮するわと背を向ける 靴が脱げないただそれだけで
6
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詠み人知らず
あおむけにねてあしひらきまたぐらにたまはさみてはつぶしてしごく
5
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工藤吉生
「引」と書いてあるけど押してもひらくのが分かっちゃったし肩からいくぞ
4
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へし切
ここかしこ垣根のいばら花咲けり仄かに香る初夏のころ
22
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横井 信
悲しみに失われてくものたちへ伝わるならば側にいさせて
15
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詠み人知らず
梅雨よりも砂ふる空や先んぜむ 手とり肩くむ誓ひ霞みて
5
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詠み人知らず
洗濯は丸めて出すだけ あの頃は気安く汚してごめんねママン
9
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夢士
半月の照る月明かり野辺の花待宵草や夜の明くるまで
18
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滝川昌之
城跡の石垣のぼる蝸牛 天下とるぞと梅雨をめざして
27
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舞
夜空へと幾つの星を描いたなら遠いあなたへ光はとどくだろう
9
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KEN
噛む柴のかをりのほどに淡き月峰に落ちれば闇に雉鳴く
16
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詠み人知らず
あめ上げて翠の風と參りますさほから筒へ橋渡す折り
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