KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
夜の海へふたり夢見て漕ぎ出せど愛の国など見た者はない
21
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うすべに
老いてなお闇に燃えたついろ艶に 夜風に揺らすうすべにの髪
16
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光源氏
風さそふしぐれに揺らく山桜名残を惜しむ入相の鐘
16
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光源氏
うつろひの恋のつらさにさそはれてまたふりつもる花のしら雪
20
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光源氏
忖度でかすむ永田の内閣にたてるやいづこ春のまぼろし
16
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光源氏
流るるは涙の川の花筏名残つきせぬ袖も濡るらむ
20
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コタロー
初燕舞ふが速いか急いでは壁に泥塗り早巣作り始む
9
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コタロー
春の池杭の上なる鷺一羽孤獨受け止めじつと動かず
16
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詠み人知らず
清明や渡る掛け橋風にほふ天地すがしき早緑ゆする
9
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詠み人知らず
夕暮れの櫻ほの白く浮かびあぐ幽玄ただよふ餘韻にひたる
11
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滝川昌之
嬰児(みどりご)と木々の新芽に喩えれば芽に降る雨は産湯のごとし
27
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青き銀椀
春の夜の家にて聞ける笛の音にいかなる月や天のもように
10
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蔓葵
さくら散る木々にしら雪降る今朝はいかに吹くらむ花の下風
19
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松本直哉
あすの米あらふくりやの小夜ふけてさくらをちらす雨ふりやまず
12
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灰色猫
この手では届かなかった風でした踊り舞い散る桜色の恋
22
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横井 信
また一つ雨にうたれて散る桜 眺めて今日も列車に揺れる
21
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夢士
鈍色の空を仰ぎて雪桜枝も重たげ咲く花抱く
20
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青き銀椀
春雨のつひ止みぬころ雀らが地に散らばりて何か啄ばむ
9
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滝川昌之
花散らす雨に紛れて先行し餌場ねぐらを視るツバクラメ
21
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行宮偏(仮之名)
日照があればあるほど深刻で 日曜午後の 倦怠感とは
12
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