横井 信のお気に入りの歌一覧
灰色猫
永遠を願わなければ混沌の荒れる時代も終わるはずです
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千葉 甫
昼過ぎて一度響いた雷鳴を記して今日の日記を閉じる
7
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うすべに
裸木の 春は名のみの北風に竹やぶだけはさらさら歌う
13
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草木藍
奪われた数多のいのち壊された平和な暮らし 待ち望む春
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中野洋三
満月に独り浮かれて何処へ行く 幼き日々の夢の跡追う
4
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滝川昌之
裸木の銀杏並木は敷きつめた去年の落ち葉も消し春支度
17
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ななかまど
充実感なきまま一日閉ざしゆくマグドナルドの堅き椅子の上
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らくだより
でこぼこの道のりだけど相乗りで錆びた自転車長持ちしてる
5
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へし切
うたのわの友 去り行けばつれなしと 跡の哀しき 詠み人知らず
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こるちぞう
白粉ふく干柿食めばコオヒイを曇らせもせずしみゆく甘味
7
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広葉樹
去にし子の知らぬ昔と変わりなき年ごろ日ごろ顔合はせねば
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鞘森天十里
老ひし師と霞たなびく豊玉のアール・デコなる学舎見上ぐ
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たゆ
背を嗅がれ古紙の匂いと言われたのそれなら刻め古書をよむたび
6
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舞
弟は 母引くソリに ひとり占め その手をつなぐ 姉楽しげに
5
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シダ
むすぶ手も知らずむすびし薄氷の割れてしづけし冬のつとめて
10
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び わ
支えられ皆と楽しく手話学習手指動かし記憶に夢中
5
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ひな ろくろう
五十年まへの仲間と語らへり夢の中にて我のみが老い
5
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卓
友達や 彼氏と開けた 玄関は 嫁いだ今は 色あせて見え
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杜鵑草
潮待たばやがてかなはむ時つ風吹くも慣らひと思ひ知るべし
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うすべに
まだかたいつぼみ濡らしてうるうると 目ざめうながす早春の雨
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