名鈴のお気に入りの歌一覧
空き缶
朝の闇出航だけを口ずさむ夜明けの風だけ私の友で
3
もっと見る
桜田 武
真夏日続く菜園で聞こゆる歌雨よ、降れ触れ、地下の根に届け
5
もっと見る
桜田 武
コロナ禍の日々の散歩道変わらねど変わる世の人の心と暮らし
6
もっと見る
舞
問いかけて答えは無くて虚ろなる鏡のなかの吾への問いは
4
もっと見る
おじい
これの世の 苦きにくすむ 硬貨もて 子に買はしむる 鹹き鹽飴
4
もっと見る
あかつき
カーテンの奥で紫煙を燻らせるあなたの深い深い溜め息
11
もっと見る
青き銀椀
朧月夜 原の中にて獨り見る幽けきこころ草とゆれつつ
10
もっと見る
はなしのぶ゙
夕闇に溶け行く窓の内側につぎつぎ点すわれの灯りを
11
もっと見る
横井 信
雨あがる秋めく朝に稲の穂は遠い野分の風に揺れてる
8
もっと見る
ケンイチ
オレンジの灯りばかりのマンションの月夜をゆけば秋のうぶごえ
10
もっと見る
里香
何おもふ よどみに浮ぶ泡沫の夜をうち眺む妖しき月よ
6
もっと見る
うすべに
夏枯れて陽ざしに乾く真葛原 雨を待つさと花のむらさき
8
もっと見る
葭堂
偶然の 再会なんて 望んでも するはずも無い 都会の雨音
10
もっと見る
山崎ふゆ彦
御殿場に秋の初風ふき渡りうねる稲穂がはるかに続く
8
もっと見る
青き銀椀
吊るしたる洗ひしマスク乾き切る夕暮れ一つくさめするなり
11
もっと見る
ななかまど
はい松に掛けたるタオル手招いて山を愛する主人を探す
11
もっと見る
高松 蓮
ビルの上 雲間に沈む 十日月 夜中の烏 月を惜しむか
5
もっと見る
みをつくし
酒ほがひ賑はしき中夕波に搖られ旅立つ「瀬戸の花嫁」
20
もっと見る
樟明子
大風の驅け拔けし夜の落とし物どこかの銀杏百日紅紫蘇
5
もっと見る
詠み人知らず
好きだった日々が思い出せなくて海に沈めた深い哀しみ
6
もっと見る
[1]
<<
370
|
371
|
372
|
373
|
374
|
375
|
376
|
377
|
378
|
379
|
380
>>
[627]