コタローのお気に入りの歌一覧
源 漫
朝早く夜遅くなる寝不足のまなべる日々はつづき果てざらむ
2
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源 漫
人に遭ひ人に嫌はれ人に忘られこのめぐりにぞひとりゆきつつ
4
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源 漫
くれなゐの野薔薇折らめど柔手刺されて指さきを吸へば血の香はさらに匂へり
3
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名鈴
国がため 一向心 奏すれど 冷たましとて 我が身要無し
10
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灰色猫
ざらざらと胸が傷んでいる時もどうして嘘が吐けるのですか
13
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舞
冬の夜半おと無く積もる雪の音にむかし語りす妻と吾との
11
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名鈴
狭き盤の 何処に魔物の 潜むらむ 極めむとせば 魂取らるべし
11
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灰色猫
灰猫は陽だまり浴びてごろごろと温もりながら歌いはじめる
17
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灰色猫
幾千の名医が世界にいようとも救えなかったぼくのさわがに
14
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舞
まっすぐな道でさみしい 冬景色 吾も淋しとカラスひと鳴き
7
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舞
青雲の男の子虚しき日々を過ぎ夢見ることも無き長き夜
8
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舞
白樺の林野原の雪の原ひとすじ続くうさぎ足跡
11
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舞
とき経ても変わらぬままの面影の名こそ忘れぬ片恋のひと
13
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舞
前をゆく人の滑るをフと笑い同じところで吾も滑りて
9
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うすべに
めぐりくる季節知らせる風信子 土分けいづる庭の片隅
10
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うすべに
寒い朝 浅いかおりに見まわせば ふくらむ蕾がくすりと笑う
11
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うすべに
小雪舞う 貨物列車の停車場の 明かりはセピア昭和のかおり
11
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うすべに
降る雪にはなびら白く染められて 小首かしげるうすべにの梅
10
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うすべに
雑踏になつかしい曲 駅ピアノ 足止める眼の孤独をつなぐ
10
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横井 信
竹林にそっと顔だすたけのこを見守る鳥の待つ春の風
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