日置鳩子のお気に入りの歌一覧
内藤芽亞
gbhjsrんb5y 猫の残した暗号を解く
7
もっと見る
千映
三色の冷たき蕎麦が湯上りの喉ごし良くて帰路は幸せ
12
もっと見る
風橋 平
泥の線こすれどこすれども尽きず夜ひたひたと町を侵せり
8
もっと見る
風橋 平
奥州の真夜の峰吹き森を吹き梢の果てに冬かくれゆく
9
もっと見る
風橋 平
地震から幾日 わづかな湯をあびてたしかめてゐる鎖骨の尖り
9
もっと見る
風橋 平
見えなくなることを時間のながれとす エスカレーターにふりかえるとき
9
もっと見る
風橋 平
雨滴する天のましたの土を掘る埋葬者はまだ深きに眠る
11
もっと見る
卯月
死者の名の横に記さる「4ヶ月」の文字と吾が子を見比べてゐる
19
もっと見る
炭酸水
発芽とは祈る姿に似たるもの両手を合わせ殻突き破る
33
もっと見る
善田真琴
ひにこがれかげにきづかぬかたこひのきみにささげむよひまちのはな
4
もっと見る
善田真琴
ひらがなでやさしくばかといはれたしこひじぬかるむあめあがるそら
10
もっと見る
善田真琴
なきやまぬこころあやしてなきひとのなをつぶやけばなぎしうみかぜ
8
もっと見る
善田真琴
きみがみしさいごのそらはいかならむひとりあゆみしつきかげのもと
4
もっと見る
善田真琴
かたこひにくるへるひとのひざのうへきたりてまるくねむるねこのこ
6
もっと見る
紫苑
からだごとぶつかるやうに抱かれゆくすゑは荒磯のうたかたとなれ
19
もっと見る
只野ハル
自らの繋ぐ命に会えずともただひたすらに鮭は遡上す
6
もっと見る
浅草大将
未練なき職にしあれば契約の打ち切り聞きて心うごかず
27
もっと見る
さとうはな
珈琲の碗の傍ら本を伏せかそけき犬の遠吠えを聞く
9
もっと見る
紫苑
この秋はあけび実らじ人造の丘しらしらと身を晒しけり
18
もっと見る
狭霧
薄雪の路地に俄かに咲きいでし梅花のごとき猫の足跡
40
もっと見る
[1]
<<
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
>>
[83]