あそびくものお気に入りの歌一覧
魚住 蓮奈
穏やかに崩壊すれば茜さす旧校舎ごともう春のなか
5
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木綿
雨は止み行こうと思えばどこへでも自由に行ける夜の寂しさ
5
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せいか
吹く風にソラミミ聞いて振りかえる 夢もたくさんあっただろうに
6
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光源氏
山里の嘆きの霧をうち添へてこの世の月を見はてつるかな
15
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みやこうまし
峠道風が騒ぎて止まれば廃村示す道標のあり
10
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岡ノ本仲間炉
学校を 卒業したよ お父さん墓前からみる 卒業証書
5
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紫苑
花びらの黄は日ごとに色を変へ条件法のaimeraisを語る
7
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紫苑
母なるまへに女なれ葛の葉のうらみ血のいろ大人の童話
7
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詠み人知らず
つなぎ方なんて知らない僕の手を華奢なあなたの指が諭した
12
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リンダ
人格を変えろと上司に言われしが仕事たるものそれでどうなる
12
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リンダ
くつろげる椅子を買わねば板張りの新居の床は悲しみを増す
14
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リンダ
世間から消えてなくなる願望をなだめて眠る天窓のした
6
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みやこうまし
梅咲けば花の宴の嚆矢とや花追い人の夢も明け初む
8
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光源氏
をちこちを憂へ彷徨ふ身のほどに花の雪散る篁の里
13
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聴雨
まだ満ちぬ月眺めをり春の夜にわれ唯足るを知らむとぞ思う
12
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村上
ふんわりと音符はのぼり天井にあはく溶けゆくパユのフルート
9
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村上
氷雨降る墨染めの庭に一輪のくれないの梅やはらかく見ゆ
8
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村上
石鎚の南天下弦の月冴えて白む東雲寒のあけぼの
10
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横雲
梅が枝に花ほころびて横雲の空ほのぼのと風に匂へる
10
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まるぼろ
こぶし咲く春になると思ひ出す父の口癖竹の子掘るぞ
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