三沢左右のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
五人子を産みたる母へ閉じた目を開ければ明日の軽き風呂かな
5
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ほたる
棚のすみに忘れられたる香水の小瓶は夢の中にとどまる
15
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笑能子
人の波秋空の下うねりゆく途切れを知らず行方も知らず
5
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紫苑
背の毛に分け入る陽射しやはやはと光らせ秋の猫眠りをり
14
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恣翁
水底の ゆらゆら動く 藻の森に 泡吐き月を 仰ぐ蟹達
22
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芳立
薄もみぢはがきにきけばにほどりの上総の君は偲ばれぞする
12
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詠み人知らず
夕空の下の柴犬 本能で感じるらしく 秋の寂びしさ
8
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価格未定
ほっとけばいいと言われる 友達の恋も知らない国の戦も
6
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光源氏
ほらほらと玉の簾に見ゆる影心騒ぎて時は過ぎゆく
11
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舞
幾年せか夢も埋めつつ勤めるも不要と言わる日の来るものを
7
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光源氏
闇に生き闇に消え失す定めとて山辺に咲きたる花を愛でたし
12
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光源氏
いとどしく過ぎゆく方を戀ふれどもやがて別るる七夜月かな
12
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七色コイン
ヒーラーは孤独という字よく似合う罵声浴びつつ子らを想って
7
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たんぽぽすずめ。
母眠る丘へ行く日も青空の浮雲と似た白き服なり
24
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夏嶋 真子
親不知生え揃ひたり 火葬場のいと白き吾が骨を夢想す
15
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ほたる
ごちそうをいっぱい食べて消化する あなたがわたしの血液になる
9
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ライテウ
いずれにせよ散ってしまうだろう花に触ろうとして空からおちた
8
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まるたまる
星よりも宝石よりも煌めくが胸に秘めおくあなたの言葉
12
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紫乃
甘えたいけれど目の前にあるのはカカオ百パーセントの現実
12
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あき
カフェオレを飲まない理由。牛乳がないからじゃなく、嫌いなんだわ。
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