艸介のお気に入りの歌一覧
茂作
そらまめの花を結びて伸びのびと ひと日一日に空に近づく
17
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へし切
鎮魂のその色白き木蓮花 悲しい色やね 愛しい花やね
16
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谷真澄
恋や乞いなすやなさぬや駆け引きを誘いかけましょ素知らぬふりで
9
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舞
早蕨の出でくる季節故郷の融く雪清し山の渓水
13
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笹舟
自鳴琴 錆びつく櫛歯欠け落ちて 鳴らぬ音こそ愛し昔日
6
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夢花火
打ち上げて パッと咲いたは 夢花火 散らぬようにと 星にぶら下げ
5
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シダ
山はだの早蕨の香を告ぐる風聞くべき人の已になき春
11
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へし切
夕暮れは春を近みかぬばたまの今宵の月夜かすみたるらむ
28
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痴光山
春畑の雄雉のひとみに気配あり 畔の鴉は脚の動かず
5
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ななかまど
一畝を耕しふいにわきあがる結句七音みみずが笑う
17
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洩矢転石
「人生は旅だ」ときみが言ったから「きみは駱駝」と言ってしまった
1
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さいおん
あかときに 雲は棚引き ひさかたの 我が欲る月は またな昇りそ
6
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恣翁
逃げてゆく夜よ 見せなも 安らかな匂ひを残す夢の続きを
18
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千映2
亡き母が握った手鏡今日もまたそっと握って母とメイクす
9
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舞
地上へと星落ちてなを人々の祈りの数にまさる星空
13
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睡密堂
くれなゐの八重の椿の花首が落つまたとない晴れやかな日に
13
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シダ
雲ひとつ立たぬ伏見の午の日に徒とや思ひ通る雨かも
6
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恣翁
真鍮の火箸描きし 灰の上の無意味な記号 慌てて消しつ
15
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恣翁
雨音の繫き夜さへ静けくて 家人の帰国 待ちて幾夜か
11
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まほろ
貝殻はいのちのかけらと心得よ冬も終わりの海のきらめき
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