KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
昏々と眠る猫抱きぼんやりとおひとりさまの終末想う
14
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詠み人知らず
そのひとの顏は思ひ出せなくて匂ひそのまま大好きだつた
5
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横井 信
週末の予定を浮かべ窓際でそっと握った冷たい手すり
13
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滝川昌之
芸のため女房泣かせた春団治 春で鳴くのは鳥だけでいい
13
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灰色猫
この闇をひとり抜けたら君がいたあの日のままの星空がある
14
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青き銀椀
あお空を帯の伸びゆくうろこ雲 青と白だけいつも見ていた
9
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青き銀椀
さおだけ屋 道をゆずれば「さおだけ。」とうたひて去りぬ 陽がかたぶきぬ
9
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名鈴
長閑なりと 思ひて年を 経るほどに 世の疾く移り おぼめき惑ふ
11
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舞
前をゆく人の滑るをフと笑い同じところで吾も滑りて
9
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青き銀椀
モンポウの「秘密」を聴きてわれもまた 隠したきことポロンポロンと
8
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横井 信
鉛筆を握れば浮かぶ言の葉のそっと逃げてく春めく日差し
14
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青き銀椀
白梅ののどかに咲いた団地より親子買ひ来る駄菓子屋さんへ
7
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林林
失った心の片方取りに行くいちばん遠くていちばん近くへ
14
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青き銀椀
万華鏡回しては又回しつつ見へてゐるかなひとみ楽しさう
7
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名鈴
港より 追はれ出でたる 小舟ゆゑ 波高くとも 寄る辺なむなき
10
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青き銀椀
苦しみて我が記憶より手繰り寄せつひに出でし名 東山魁夷
10
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舞
青雲の男の子虚しき日々を過ぎ夢見ることも無き長き夜
8
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里香
息白く襟を髪をすぐる風 冷たければこそ君が背のぬくもり
5
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横井 信
早春の朝陽を浴びて歌い出すみどりの中を電車は走る
9
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滝川昌之
美味い酒 選べるようになった頃 俺は青さを手放していた
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