KENのお気に入りの歌一覧
可不可
人間なんか憎くも何とも莫いけれど 増える処で殖えて居るだけ
8
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松本直哉
しづかなるしろき炎のたつみればもくれんのはな咲きいでにけり
7
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横井 信
いつの間に雨のあがったちっぽけな窓の外には春の夕焼け
10
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青き銀椀
町なかのいくたび見ても花水木蕾のままにじつとしてゐる
8
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青き銀椀
明け方の生駒山系霞むほど景色の残る心なりけり
9
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夢士
母娘して見やるその先蕗の薹摘む手愛らし子等の手の数
8
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名鈴
貧し人等 富ませむとせば 物ならで 心を育て 教ふるにしかず
6
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灰色猫
空腹とコンビニまでの距離感を比較したのちお茶漬けにする
12
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灰色猫
目覚めれば銀世界が広がってわくわくしちゃう子供でいよう
10
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滝川昌之
長いこと連れ添う妻にもその昔 馳せる恋などあったのだろう
15
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滝川昌之
夜更かしの細眼の猫をからかって枝垂れ梅など揺らす春日よ
16
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ななかまど
エコバッグ購いきたりて思いたり蒼き惑星傷つけしこと
8
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ななかまど
青空にまあるき雲は遠き日の母が作りし繭玉のよう
11
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横井 信
少しだけ外へ行こうよあたたかな陽射しの中で花は咲いてる
11
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横井 信
里山の森に分け入り砂利を踏む音も楽しくウグイスの声
9
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灰色猫
少女らのひとつひとつの手のひらに桜を描き足す老易者
14
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灰色猫
生きてゆく理由もなければ死んでゆく理由すらないマリオネットさ
10
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灰色猫
とんとんと割烹姿の包丁の音色のような目覚まし時計
12
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名鈴
水火の難 動かず受けし 後もなほ 芽ぐみて咲くぞ 頼もしきかな
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滝川昌之
別れめの春に三日の晴れ間無し終える涙も送る泪も
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