行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
共に訪ねし国分尼寺は岡山の古くも建てる塔の想ひで
13
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青き銀椀
さびしきをうたにたづねてたはぶれによめるなかばをゆめにいこひつ
7
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青き銀椀
夕霞まぶしく見へて一日の終はり映せる風景なるを
12
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青き銀椀
忙しなく一日は過ぎておもほへず白き月とは出逢へしものよ
11
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青き銀椀
おおむねはこぼるるやうに咲き満つるサツキの花の一色に染む
10
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つちだゆういち
米寿過ぎ友ら先立ち我残す黄泉の国では皆が迎えん
9
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灰色猫
筍をひとつ掘るたび母を呼ぶ赤子の声が響く竹林
22
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青き銀椀
われかたれにか渇きし声で犬吠へる町一丁を過ぐる夕ぐれ
9
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青き銀椀
かがよへる月のまにまにゆふがほのわづかな笑みと見る想ひして
10
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つゆふみ
核危険 標識砂に埋もれてもするどい鼻で 嗅ぎ分けて 墓
4
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青き銀椀
町おこし公園に置くだんじりを一目見ゆるは人の集ふや
10
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つちだゆういち
平成の陛下に詠う歌御会あの日なければ和歌に出逢わず
10
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青き銀椀
ひとまずは一枝に宿らむ薔薇に降るさみだれ殘す露の宿りする
12
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灰色猫
五月雨や狂ひ鳴きたる初蝉の声にしばらく鎮まり給へ
23
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青き銀椀
ゆふべよりのさみだれあとの霞む朝に花屋の出せる花の数々
14
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灰色猫
早苗らと田植えの唄を歌いつつ冷たき泥に足踊りつつ
21
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つちだゆういち
濁世に馴染めぬ私何者か?時折思う狐か狸
9
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灰色猫
透明な傘に水玉描いては夏を知らせる雨を待ってる
16
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青き銀椀
夕暮の仕事あぐねる店先で庭師が肩で息をしてゐる
10
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青き銀椀
轟ける聲も谺も山中に鎮もりかへる啼きし後とは
10
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