詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
人混みに杖を持つ手が震えてる見上げる空に霞む弦月
18
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KEN
曉に 槻木の枝先 見上げれば 消え行く星と 燕の影と
14
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KEN
ただ靜か こころひとつも 殘さずに おぼろ月夜に 止めどなく散る
20
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青き銀椀
短調は自然のしらべかなしくも山や川あり咲く花もまた
9
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青き銀椀
夕空に見る月光は淡雪を集めて白く満ちゆくなれり
14
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青き銀椀
夕映へる川に降りけるひとひらの花をひとつの心して見ゆ
14
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灰色猫
春のゆく萌ゆる青葉の桜枝に別れを告ぐるうすべにの雨
25
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灰色猫
菜の花が君の吐息で揺れている春風よりも甘い香りで
22
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横井 信
降り出した雨の香りに包まれて春の花咲くあぜ道を行く
20
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横井 信
足元で小さく舞ったタンポポの綿毛を追って夏へと向かう
21
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滝川昌之
花の去る水面が映す菜種月うかれた春の河原静めて
21
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滝川昌之
竹は葉を枯らして養分 子に与え そんな親なら真っ直ぐ育つ
21
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光源氏
降る雨に今日も濡れゆく鞆の浦ささやき橋のあはれみを知り
20
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まぽりん
世の愛づる花に負けじと天霧らひ風に競へる春の淡雪
25
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うすべに
み吉野の 春のあけぼの陽のぼれば 峰にさくらの打ち上げ花火
12
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うすべに
春が行く 青葉を誘う風流す 花の涙かうすべにの雪
11
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行宮偏(仮之名)
御代替わり ああ平成が過去になる 卅年の星霜に幕
15
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夢士
風に舞ふ出湯の里の春の雪木洩れ日差して湯煙のなか
16
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夢士
葉桜となりて愛でらる老木よまた来る春を忘すること無し
18
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KEN
やはらかに さくらに觸れる 雨の如 指が慾しきと 思ふ夜半かな
14
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