KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
溶けやすき 少年 いまに初夏の風 少女は 解いた髪をあずける
13
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名鈴
音に聞く 籠り居る日の 菓子作り 我もしかなむ 粉を押し練る
10
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ななかまど
われ待ちて小さく飛びたる鶺鴒のメトロノームのごとく長き尾
14
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ななかまど
たかだかと空の青さを告知する春の雲雀が点になりゆく
14
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夢士
日暮れ時「いい声だね」と親子づれぶらりぶらりと里山の路
10
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灰色猫
稚鮎釣り釣れた釣れたと楽しげに子供の声の響くせせらぎ
15
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灰色猫
さらさらと流るる春の犬上の川で戯むるきらきらの鮎
13
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吉野 鮎
あなたとは背中合はせを呼吸する隔てる霧中をじつとみつめて
13
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翠燕
人見知り お喋りするの 苦手だな 話すと元気に なるのも人だなぁ
11
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横井 信
ひとときの平和を祈る風浴びて黄緑色の若葉は笑う
15
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ななかまど
竹の子は掘られゆくこと知らぬまま黒き土中になよ竹想う
11
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灰色猫
わいわいと夢のかけらが生まれ来る幼い胸じゃ抱えきれずに
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名鈴
誰が知らむ 暗き地の底 ただ一人 大地震防きし 丈夫ありと
11
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えんとつcafé
幼くて恋をしらない甥っ子はデートのことを遠足と言う
10
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滝川昌之
竹林の静寂は待つ鳥影に鶯色の葉擦れの音に
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舞
荼毘されし小さな母のこの骨の背に背負われし吾であったと
14
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ななかまど
あきらめと意地が同居の畑にはコロナのごとくオオイヌフグリ
10
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青き銀椀
水銀が教へてくるる目盛り見て今しばらくの我が身信ずる
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詠み人知らず
心まで 貧しくなると 悔しくて 神は答えた 私を見なさいと
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夢士
在宅やああだこうだで四苦八苦 夕焼け小焼けで日が暮れる
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