KENのお気に入りの歌一覧
蔓葵
道に散る色あるかたを訪ね来て花のあるじを今日見つるかな
12
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滝川昌之
名詞でも流れ出したり匂い出すたとえば「風」と詠む歌人の
17
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ななかまど
この星は見えざる敵に疲弊して小さき家で今は我慢と
9
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夢士
上弦の月も見ている急ぎ足夜な夜な一人指をおりつつ
10
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横井 信
強くなるひかりは夏を連れて来る両側に咲くさつきの並木
15
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吉野 鮎
究極の無駄遣ひ二枚もてあます パンの二枚を喰べたき時に
6
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うすべに
春日野に藤むらさきの蝶の舞 朱に照らされて深まる思い
10
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こうは
鶯 鳴き 春風にして 暖かし 鼓草も 蕾が咲いて
4
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蔓葵
花ながらあはれきるべき藤衣はるばる人の訪ひもこそすれ
12
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舞
秘す名をば言の葉に呼ぶ夜衣を解き交わすひと 夢と知りせば
11
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名鈴
椀の中 海土風の 春出会ふ 目にも旨しき 若竹煮かな
12
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名鈴
ありし事も あらざりし事も 書く日記 人に読ませむ とにはあらねど
9
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コタロー
志村さん岡江さん等を葬つたコロナ許さぬ絶對に勝つ
10
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恣翁
どぶ川に 物憂く繋ぐ 日に焼けし舟 どんよりと幻燈のごとし
12
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松本直哉
花々を行きつもどりつみつばちの羽音ものうく春闌けにけり
11
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横井 信
また今日も外に出れない苛立ちにお菓子をつまむ夕暮れの部屋
8
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ななかまど
雪どけや水に山靴ぬれはじむ山に近づく山が近づく
14
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灰色猫
コロナにもコロナの叫びがあるだろう生きゆくことは淘汰との死闘
18
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青き銀椀
明けゆくを三日月も見へぬ空仰ぎいやに心の障る風かも
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滝川昌之
錆びついた熊手に遠き潮騒と子らとあさりの格闘を聴く
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