詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夕夏
れいわなるとしのはじめのわざわいにわれいとせざるえぬごどくかん
4
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芳立
日はさしてなほ薄氷の川べりに花見の店は組みはじめたり
5
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横井 信
バスを待つ古い建屋のわきに立つ古木に跳ねるコゲラのドラム
12
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里香
空あおく快い風ふきわたる心は春のあかるさを追う
17
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青き銀椀
寒きほど声掛け合ふて大坂の気質よろしく雀たち鳴く
9
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舞
粉雪は風にさ乱れ人染める街も吾さえ白ひと色に
7
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みっさん
マイナスの気温なれども陽の光明るさを増し春を告げをり
8
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菜々子
いつの日か大きな犬と暮らしたい レトロな街の小さな家で
8
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夕夏
うりあげのいちぶでしょうぶぺいばらいげんしまねーけいたいするひと
4
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菜々子
在りし日の儚き君に思い馳せ 時代を越えて会いに行きたい
10
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遠井 海
体温計くわえて「ゆひら」とさわぐ我に真顔は言った「脇で測れよ」
16
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つばす
免疫の弱い友思い月一の 会食延ばした新型コロナ
6
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名鈴
双子の縁 楫緒程にも 太からむ 荒き重波 共に濡れ堪ふ
12
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松本直哉
地におちて見るまに消ゆるあはゆきのはかなき恋もわれはするかも
5
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舞
雪鳴りの小気味良き音踏みしめていざ出勤すマイナス十度
11
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滝川昌之
俺は箸 間伐材でできている 床柱とは同郷なんだ
14
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滝川昌之
早春の鼻をくすぐり甘辛く揚げを煮しめる初午の朝
15
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横井 信
如月のひかりほどけて春を待つ枯野を駆ける風のつぶやき
12
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び わ
如月は草木生え出す月という衣服重ねておおまだ寒い
5
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名鈴
日の本は 山にも海にも 夜昼も 神の御座して かたじけなきかな
10
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