あぶくのお気に入りの歌一覧
御宿川蝉
在つて無き如く思はる故郷や 年ふり來れば 知る人も無く
11
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御宿川蝉
鶺鴒の 尾羽を振りて 歩き居り 草取り終へし 晝下りの庭
8
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千映2
七十路からまだまだ楽しことが増えじゃじゃ馬で良かったと母に報告
8
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滝川昌之
雨季近し 濡れる前にと 急かすよに 枝の青梅 紅を差す頃
19
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トウジさん
妻なくし人の世の旅三年や明け暮れ変わらぬ吾は機関
9
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KEN
夏桜 羽根忙しく 黒のてふ 遊ぶ下枝に 我独りゐる
11
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横井 信
そよ風に混じることりの歌声に雨はやんだか傘を引きずる
11
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うすべに
五月雨に誰を待つのか夕化粧 くすむ景色にささやかな紅
9
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夕夏
あまだれとあそびしひびとふたりしてかささしぬれたきおくもあなた
5
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び わ
ローカルのバス停車場で時間待ちまだ来ないかと気をもみながら
5
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舞
何処からか風の悪戯部屋の隅色まだ残る桜ひとひら
8
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音弥
降り止んだ雨後の大気の中をいざまつわるあれこれ振り切って行け
7
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名鈴
余所に咲く 花の覚えの 聞こゆれば 深かる根にぞ 思ひ寄そふる
11
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滝川昌之
冒険は異国の島の密林に 意外と身近な食わず嫌いに
18
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滝川昌之
車窓には凛々しくなった夏山が濃さを増しゆく白雲載せて
16
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葛城
卯の花に楓の若葉添え活けて客を迎える式台の脇
14
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桃山
薄曇り人の心も沈ませて泣くか晴れるか決めかねし空
11
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只野ハル
晴れていた午後の終わりにパルティータまだ温い壁にもたれて聞く
8
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つばす
やさしげな香りに惹かれ見上げれば 青葉くすのき花盛りなり
6
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名鈴
夏の雪 垣に見るかな 卯の花の 清けき白さ 撓に続けり
16
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