吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
薫風と猫バスに乗り病床の母のもとへとサツキとメイは
15
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さえね
啼きのこすうぐいす汝れを友として峠の道を越える 初夏
12
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舞
星の名を幾つか覚え ひと の名も知りては秘する少年のころ
7
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KEN
硝子の ごとき燈りが 忍び込み ほのぼのと浮く 薄墨の文字
8
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KEN
つくよみの 燈る夜空が すみれ色 病めるあなたの 切り繪のやうだ
7
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KEN
あだたらに 殘る白雪 照らしつつ もちづき落ちて 浮かぶ街影
11
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名鈴
両の目の 色の異なる 白き猫 湖の何処に 泳ぎ隠るや
13
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さえね
学校は止まったままで近道も落花で埋み夏を迎える
13
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夢士
煌と照る月に照らされ路灯りコロナ禍のなか一人夜歩き
8
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横井 信
やる事も見つからないまま休日の部屋で抱えるしびれた身体
9
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藤久崇
五月雨に 漬つ老を呼ぶ ほととぎす 遠の空より 今帰り来ぬと
11
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横井 信
窓の外 そっとのぞいて巣ごもりの夕暮れにきくカミナリの音
9
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KEN
琥珀色 コンソメジュレを 浮かべれば 見たことも無き パリの夕暮れ
7
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KEN
紫の 垂水の上の 月の燈を 見上げて覺ゆ 溪の深みを
11
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六郎
飼い猫の愛しき寝息我もまたみこころの中息をしている
5
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滝川昌之
エッシャーの騙し絵のごと補助金に辿りつけない国の制度は
15
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ななかまど
早緑の色塗り終えし田おもてに雲うらうらと晩春の画布
15
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KEN
乙女座に 例へて偲ぶ 遠き春 土で瞬く 丸き綿毛を
8
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舞
花のなかオッサンひとり母の日の花予約する多分親不孝者
6
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横井 信
退屈な小さな部屋を飛び出して入道雲に向かって歩く
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