Chicoのお気に入りの歌一覧
岩本菫
静かに寝入る飼い犬の 呼吸確かめ 寒い季節のはじまり知る
3
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横井 信
道路へと少し傾く電柱のそっと支える田舎の暮らし
8
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うすべに
ガード下乾いたもみじ野にあれば 鹿のひずめにやすらうものを
5
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恣翁
裏山の松の葉 清けき望月の光を砕く 霜月の尽
10
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寧々
枯れ草の丘より眺める暮れの街靴音だけが交はされてをり
2
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雨夜
降りくくる冷光は白銀のつかひ来るや碧き海から
3
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ななかまど
乾ききる音聞きたくて山の辺の落葉ふむとき秋の香のたつ
12
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滝川昌之
美声にはこの実がいいと讃えつつ花梨の枝に憩うさえずり
13
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瀬戸内チハヤ
ながらへる鄙の道辺の蒲公英に最期を告げし白妙の霜
2
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横井 信
ひっそりと街を見守る自販機にそっと手をつく真冬の走者
13
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KEN
穩やかに 枯るるもみぢの 疎ましく たなうらの夢 日だまりに投ぐ
8
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シダ
たかみよりふれる真白のゆきをふみ汚すあし跡のこさむとしつ
2
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び わ
ただ無心ふと気がつけば師走なり今年一年手話に明け暮れ
5
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梅星
くればまたあくるるがよのならひなら月をかくさむ朝もかくさむ
5
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舞
まだ買わぬ当選金の使い道やや喧嘩する妻と吾かな
9
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橘
日差しする町屋の路地に一日中夏をひきずる朝顔の青
11
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ななかまど
落葉の中をゆっくり車椅子季節のはざま幸せもある
21
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うすべに
舞い落ちて涙のしずく翅にとめ 手水にゆれる金色の蝶
7
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さえね
仰ぐ人もすくなしといふシャンゼリゼ星の明かりを地上に落とす
10
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千映2
繕いの針目の荒くなる時は天国の母の睨む目と合う
8
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