詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
えんとつcafé
水鏡そっと素足で踏むように水の匂いの五月を歩む
11
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ななかまど
ささやかな気づきが詩型になってゆく三十一文字に刻む言の葉
13
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KEN
花かつみ 仄かににほふ 白縹 木隱れの風 幽く触れて
10
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舞
シャボン玉追う幼さな子の手のなかに弾けて消える虹二つ三つ
10
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名鈴
魘はれて 怯え目覚めて 息延ぶが 悪しかる夢の 未だ纏はる
7
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蔓葵
恋ひしさを身に知られけり天の川わたらぬ宵のなみだせきあへず
8
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蔓葵
うつり香もうすくれなゐになりにけりあかぬ桜の花のまにまに
10
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普徳亭大崇
行き違う 人も疎らな 道端に 今を盛りに 躑躅咲くなり
6
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名鈴
白玉か 何ぞ欲しきと ねだられて 蜜の氷水に 浸して待たす
21
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吉野 鮎
究極の無駄遣ひ二枚もてあます パンの二枚を喰べたき時に
6
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横井 信
強くなるひかりは夏を連れて来る両側に咲くさつきの並木
15
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夢士
上弦の月も見ている急ぎ足夜な夜な一人指をおりつつ
10
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KEN
初夏や 足裏に哀し 藪椿 小鳥恋歌 囀ずればなお
11
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KEN
鬼野芥子 我も花ぞと 睨みけり わらべ心を 探す土手道
13
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青き銀椀
休日の暮らし沁み入る啄木の歌集読みつつ午後に入りける
15
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夏深
新緑を纏いて木々の美しき風にそよぎてなお麗しき
13
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名鈴
思ひ交はし ともに住みたる 一つ家も 心のあきに 風塞き敢へず
10
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夕夏
あおたがいりみだれしょうひんかかくあげるためのほうさくあおたがり
3
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松本直哉
花々を行きつもどりつみつばちの羽音ものうく春闌けにけり
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KEN
結べずに 散れば初夏 林檎花 苫屋の壁に 落とす夕影
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