由良のお気に入りの歌一覧
花梨
紫陽花の露ともしらずひとすじの光に移り舞う蛍かな
14
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白亜
広々と闇の広がる静寂には あまい記憶と恵みの月を
10
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浅草大将
ほどもなく沖にあらしの来るらしも空に先立つ雲のうき浪
12
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逢
永遠と思いこんでた「青春」の二文字の中に「月日」があった
112
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舞
はるかから天使の羽が降るように音無く積もる君への思い
155
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聴雨
何ものもなき蒼穹に掌を翳しわが心にはや立つ秋ぞ知る
15
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紫苑
ひととせの煩ひしづむ胸そこひ今年も紅き浜木綿の咲く
13
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庭鳥
五角形花咲きそろう鉢のなかぱかり開いた真四角桔梗
5
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浅草大将
ひと知れずむすぶ蕾も我が胸に秘すれば花と咲き匂ひける
26
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三沢左右
春の夜に似合はぬコート真黒ければ星に灼かれてひらやかにあれ
14
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みなみぐち
あたしって溶けたスーパーカップより無価値だなんて思うんじゃない
7
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緑里
乱暴に扱わなければ今夜だけ私はあなたの玩具でもいい
23
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詠み人知らず
とこしへの春を散りゆくさくら花添ひてゆかなむまぼろしの國
25
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柚々
逢ひたひと伝へるすべもないままに濡れたる袖にさくら降りつる
5
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詠み人知らず
春風に空のゆくへをたづねても戻らぬものの名のみささやく
54
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逢
「未だ来ず」だからぼくらはどこまでも「未来」をつくっていけるのだろう
19
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三沢左右
崩ほれぬ城に万象放り容れ堅き美しきしをん顕はる
15
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在原紀之
世知辛い時代だけれどうたのわで歌を読むたび笑みがこぼれる
8
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シュンイチ
限りなく「キライ」に近い「大スキ」であったと気づく 春のひととき
11
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きりあ
新しく綴り直せば言葉たち我の思いに寄り添う如く
7
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