恣翁のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
窓に置くシクラメンは春の陽に固きつぼみをピンクに染める
9
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ふきのとう
わが里の地名でてくるうれしさに望郷の念こみあげてくる
11
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ありぎりす
くよくよと思い悩んだことなども溶かしてくれる時の流れが
7
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しづく
飲み込んだ事が胃の附をやいているこうして少しずつ穴があく
7
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工藤吉生
5000円 母が暮らしに困り果て質屋に入れた結婚指輪
5
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葵の助
全身を紅く染め上げあの人に摘まれる希望を捨てない苺
15
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詠み人知らず
今日義母は「出来た。」と麻痺の残る手を醤油で濡らし納豆を混ぜた
6
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舞
みちのくの津軽なる鄙雪隠れせめて夢みよ春福寿草
8
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芳立
をしどりにみえぬ夫妻がくちばしを揃へてなじるわが独り身を
11
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工藤吉生
「オレはもうダメなのかなあ」スリッパやタイルの模様まじまじと見る
4
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さる
あさはかな猿知恵なりと自蔑する紳士面して語るわれをば
5
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紫苑
滝つ瀬のはやき流れをいかにせむ延べらるる手の何処に誘ふ
8
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舞
群ら竹の笹鳴り幽すか春未だき寝付けずに聞く夜風立つらん
12
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聴雨
君がいふ「辛夷の蕾が膨らんだ」その指さきに春は宿れり
5
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詠み人知らず
綺麗な子カメラの前で微笑む子こころは不安でいっぱいなんだね
2
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むぎたうろす
プライドを拾い集めて燃やしたらときどきバチッてはじけるだろう
3
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光源氏
笹尾山むなしく散りしもののふをあはれに照らす冬の月影
8
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あき
見るだけ、と言いつつ見れば買っちゃうの。それが女の愚かな性よ。
16
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詠み人知らず
流れゆく白い街並み眺めては友の花信を羨んだ日々
6
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あそびくも
ケンケンパ、陽気匂へる公園の群れ立つ鳩の鼻歌と跳ぶ
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