恣翁のお気に入りの歌一覧
まるぼろ
自分では まだまだ若いと 思つても 心と体は 嘘を言わない
7
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花柊
ふた月と半月かけて読み終えて墓誌残すがに書評 認む
1
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幸浦佳
風呂場から戻るすがらにふらふらと黄金色した麦酒に呼ばれる
3
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葵の助
さよならと握手したはじめましてが今度は私に手を差し出した
2
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あそびくも
枝の先ちひさき雛の嘴に似て空を見上ぐる木蓮の芽よ
27
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紫苑
飛び起きて虚空を睨む猫の眸の奥に小さき稲妻はしる
15
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詠み人知らず
宙に在る塵を纏いて地に降りて なお美しき雪になりたい
26
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詠み人知らず
薄紅のカーディガンを買ったのはキューズモールが春だったから
10
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有為
冷たきはおのれの手なり真菰刈る水の深きに流れ星ふる
11
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有為
ひさかたの春の日暮れて東京も我も珈琲色に染むなり
9
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あき
許すとは相手を貶めることと感じるうちは許せていない
7
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佐々一竹
春浅し甘藍畑に眠りたる白き魂かたく閉ざして
7
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ジュウイチ
あのころに憧れていた主人公より年上になってしまったと、ふと
9
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ジュウイチ
終電をのがして浮かぶ白いあくび徹夜明けのたいらなテンション
3
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凍
風に目を背けて歩く制服の重たさまでも中学生女子
5
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みやこうまし
一日を短歌で暮らす三昧を誰が咎むや八十路の遍路
12
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ケンイチ
その意思を示すがごとくまつすぐに雪降る地のまだ遠き春
15
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さる
手術すみ皇帝は 快くならせ給ふは喜ばしくも
4
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もなca
「きさらぎ」という響きが好きキラキラとして清らかで凛としていて
6
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工藤吉生
もぐりこむ布団はオレを型どって少し似ているふくらみとなる
3
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