あぶくのお気に入りの歌一覧
柊+
うつむいて咲く海棠の薄紅に 君がくちびる想う春の日
19
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KEN
たまきはる いのちの終の 過るかな ほむらのやうに たにうつぎ咲く
10
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つばす
梅雨合間白き花咲く泰山木 月夜に浮かぶ妖しき通り
5
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KEN
稚児あやす 白き腕に 和らひで 風触れるかも 早苗吹く道
10
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シダ
風吹かば自由にあらじ浮雲のやがて千切れて流れ消えなむ
7
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舞
水底の澱みに棲まう老いの身は吐息の泡のみ生きてるしるし
8
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シダ
名残りしもやがて消えむや寒椿冬のしるしの討ち取られけむ
7
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ななかまど
八重に咲く牡丹散りしく花ござを見尽くすほどに深みゆく空
11
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雨夜
五月闇くらき木蔭に微笑ぬ守宮はまぶた閉づることなく
11
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滝川昌之
店先の谷中生姜が褄として若鮎漁の解禁を待つ
20
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KEN
水に散り 風を頼りの 花小舟 寄する港に まほらはありや
13
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可不可
こんなにも暑くなるとは ショーパンが 急に似合って青空でした
7
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松本直哉
さらさらと帯解くひとのおもかげのよみがへりくるひとり寝の夜
9
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葛城
再讀の書をしばし置きアルバムに己の過去の物語をよむ
9
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洩矢転石
きみが髪ばっさり切ってもあの頃に戻ったわけじゃないと気付いた
4
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へし切
あぢさゐの淡き四葩に花の露 置きて艶めく吾が宿の垣
16
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名鈴
思ひ夫 思はぬ日だに あらぬもの 深き契りを いかで忘るや
14
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滝川昌之
「来てくれ」と言わなくなった友人の飲食店の前を通れず
18
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灰色猫
人肌を恋しがってる手のひらに氷を置いてあなたを想う
10
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可不可
武蔵野の樹々の葉ずれ見あげては 何か聞き取れさうな空耳
7
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