恣翁のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
足もつる認知の妻を眺めつつ足萎えさせる長寿を悼む
9
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しづく
九年も前に別れたひとに会いすこし迷って敬語になった
26
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七色コイン
借りてきたマスクを捨てる瞬間は 平和を願いゆるり眠れる
12
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木綿
乱暴に傘のしずくを振り払いなにかを殺した春の雨の夜
10
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木綿
いくつかの思いと意見をごまかして一応笑うママ友ランチ
6
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薫智
弘前の白き世界に薄紅の色がつく日を待ちわびている
6
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坂本雅則
大国の利害渦卷く極東に睨みを利かす嘉手納米基地
4
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みつば
キャンドルの灯りゆらめく傍らで犠牲になった燐寸の微笑
3
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住川幸
ふいの風 面上げたる人々に空より注ぐ幾千の花
13
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善田真琴
銀鼠の腹横たえて海神も暫し微睡む東雲の頃
6
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葵の助
髪に手が伸びる 桜の花びらがほんとは付いてないって知ってる
6
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葵の助
子といれば桜を愛でる暇もなく坂を転がるボールも笑う
6
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工藤吉生
年寄りが見そうな短歌の雑誌読みなんだか老いたような気がする
4
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杏理
卒業の日を迎えても手垢なき 身を誇りつつ並ぶ字引きよ
4
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艶羽
一卵を 分ち生まれし 我等とて 解り合へぬか 実に口惜しや
1
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想野
真夜中に昔の夢に目覚めしを友若くあり我は老いたり
4
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悠々
人氣歌、人氣歌人の人氣度が歌の品質に反比例する・笑
8
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しづく
カッカッと高く響いた足音に振り返らない意志を感じて
4
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紫苑
花明かりな疾く消えそ仮の世の住まひ違へどみをつくしてむ
6
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リンダ
ささやかな抵抗として指先を染めて女の深夜の儀式
13
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