あぶくのお気に入りの歌一覧
やまざくら
巨ひなる 水の器に 還へりゆく 皐月の雨の 水輪の絶へず
6
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やまざくら
柔らかき 春の夢路の くちづけに 現となりて なほ恥ぢらひぬ
8
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恣翁
午後の陽に 円き影のみ落としつつ 要垣の露路 往く日傘かな
15
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御宿川蝉
すずかけの 並木の青き學び舎に 故郷はなるる 歌の聞こえし
15
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うすべに
駆け抜ける少年たちの白いシャツ 青い夏呼ぶ水張田の雲
11
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朔夜
チロルチョコ一つ口へと放り込み青の日差しをかみしめる夏
7
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望月薫
横たわり闇の深さに目を凝らし刻む時の音近づく夜明け
7
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松本直哉
マッチ擦るつかのまみゆるまなざしの純粋にしてまさをなるうみ
6
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KEN
不如帰 夜一夜哭ゐて くれないの 千入に染めむ 虞美人の袖
9
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へし切
コロナ禍の我慢の日々の続くなか孫の笑顔に和めるひと日
16
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び わ
洗濯し風呂の掃除もしっかりと明日は家内が退院をする
5
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舞
鈴蘭に滴る雨は優しげに卯の花腐たす雨というらし
9
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名鈴
物思ふ 雨の晴れ間に 胸開きて 橘薫る 風渡りけり
10
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コーヤ
あじさいの 眩しく光る 純な白 老い重ねては 懐かしき色
7
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音弥
脈絡もなく思い出すアクターの近況を見れば「引退」の文字
10
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芳賀理音
世渡りは海月のようにふわふわと融通無碍に浮かぶ賢さ
4
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橘
色淡いテラコッタにはペチュニアの赤紫が零れて初夏の日
10
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名鈴
魂を持つ 友は頼もし 而して 別るる時は 如何にかはせむ
8
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高松 蓮
木の葉かと 見紛うほどに 頼りなく 屋根に舞うのは アゲハなりけり
5
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滝川昌之
ゴッホには届かないけど夏空に描けと蒔いたヒマワリの種
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