緋色のお気に入りの歌一覧
ケンイチ
このあをの限りなければかなしみのままに行きたし秋の涯つまで
17
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芳立
からころもたつ秋風はみえねども穂波にかへす夕の日のいろ
12
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紫乃
強がりに気づいてほしい 午前二時(かまってほしい それだけなのに)
11
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ほたる
封筒の角はまあるく色褪せて記念切手の名も知らぬ花
15
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紫苑
電網の糸をたぐれば楽の音のひらけて眩しそのさきの君
15
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山桃
うしなひし人はいづこにさがすべき面影あはき雲を追ふのみ
15
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ほたる
最後までうそつきのままいてほしい 脅迫状を君に送ろう
9
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シュンイチ
「宇宙の旅」から十年後ぼくたちはついにアインシュタインを捨てた
8
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聴雨
雨あひに星降る如くしろがねの夜の静寂にすだく虫の音
20
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浅草大将
野を分けて花をたづぬる雨かぜを心あらしと人や言ふべき
24
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紫苑
裏切りの味を伝へよくれなゐの銃弾を留むるユダの口角
11
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舞
銀杏の香の立ち来たる秋並木夕陽受けつつ色移りゆく
9
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悠々
オーイオチャ、呼ベバカナラズシブシブトデガラシ淹レタ妻モイマナク
93
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みつば
「どうしても消えたくない」と君はまだ途切れた飛行機雲を見ている
22
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みつば
指先が風を求めて泣いている 風はあなたの頬に似ている
8
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染季
カーテンを揺らすくらいの悲しみが借りた歌にも色づいている
14
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浅草大将
塵一つなき工場にはたらきてほこりも見せぬものつくり人
14
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紫苑
六足に踏み伏せらるる水牛の張りたる尻はおみなのごとく
10
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悠々
花巻の里にねむれるうたびとよいまこそ歩め瓦礫の村を
21
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紫草
人戀ふる想ひが見せし背のびして わが部屋のぞく百日紅かな
30
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