恣翁のお気に入りの歌一覧
紫苑
背をむけ衣かき寄せる別れどき襟なほす手のふとためらひぬ
14
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紫苑
老いてなほはだへ恋しと詠むひとに和みの日こそあらまほしけれ
14
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紫草
秋の樹下色濃く咲いたツワブキは朽ちゆく骸のカブトムシ抱く
8
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河のほとり
秋風は吹かずもあらなむ静かなる夜の白露に月の宿れば
12
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聴雨
風にゆれ雨に枝垂るる花に似たしなやかなりて心ある人
15
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ふきのとう
秋空に親子の声は響けりて芝生にそそぐ陽のやわらかき
9
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まあさ
しがらみに支配されてる二人には絆も鎖のやうに冷たし
10
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みやこうまし
人生の余白を生きる八十才歌にて埋める真善美かな
13
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桜園
勢いをなくした秋寂ぶ日差しにも青々と咲く大輪朝顔
19
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もなca
わだかまり抱えた朝に何もかも洗い流したような青空
23
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さな
寂しさと嬉しさ抱いて過ぎる日々中学生の春へと向かう
10
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いちにのパッパ
勝ち負けは気にしないはずだったけどパパもはじけた子の勝ったとき
3
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南 骸骨
スカートに種をいっぱい引っ付けて君とシロとの散歩は自由
3
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デラモルテ
躊躇ひも憂ひも過ぎて神寂ぬ水底深く思ひ殘しつ
8
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夏恋
思わずに八人組み手こなしたが爽快感と茶帯らしさと
4
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只野ハル
訪ねると喜ぶ顔を見せながらいつ帰れると寂しげに問う
5
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只野ハル
レースごし曇天望み暮れてゆく病に伏せる親に寄り添い
5
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しまじま
秋雨に 濡れる紅葉や しなだれて 散り去るさだめ 誰に知らせむ
2
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リンダ
二回目の年女すら忘れおり生足短パン吾子の夜遊び
5
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舞
雨音をひねもす聞きて休日の妻と語りて秋は深けゆく
9
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