KENのお気に入りの歌一覧
へし切
政治家のかくも愚かな行ひに庶民はあきれて嘆く暇なし
11
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滝川昌之
善い菌も失せてしまうか手洗いで糠床混ぜる母の匂いも
14
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横井 信
珈琲をそっと飲みほし小雨降る街を眺めて続ける読書
11
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音弥
人間も進化の過程でこの危機を又乗り越えてコンプリートとする
11
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恣翁
草の上に落ちて 露帯ぶ瑠璃色の桐の花こそ 手に取りて観め
15
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あぶく
ふり返るたびに小さくなる猫はまだ尾を立てて私を見てる
19
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ななかまど
水ぬるみ山から降りた田の神が田の面に印す緑の読点
12
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へし切
君恋ふる夢に見ませばいくそたび夢の通ひ路行かましものを
12
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さいおん
吾公乃 通姿波 足引乃 宇山乃坂尓 絶日有米也
13
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名鈴
無償の愛 与えられるのは 子でなくて その不完全な 親の方だった
10
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横井 信
さざなみの音もかすかに葦原をそよぐ夏風みどりのかおり
11
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葛城
五月雨は梅雨の雨とぞ教へくれし己の無學羞ずばかりなり
9
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横井 信
水鳥を従え進むトラクター泥にまみれたエンジン響く
12
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へし切
風そよぐ目には青葉に大漁旗かつを漁船の賑はふ港
10
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橘
たちばなの匂い含んで境内に吹きすぐ風こそ薫風となれ
14
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滝川昌之
連休とゆく春送る小糠雨せめて花芽のアジサイに着け
15
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名鈴
あやめより 五色の風ぞ 吹き渡る 掛けし薬玉 家清めけり
10
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滝川昌之
母の日が近いですよとカーネーション レジ待つ老婦の肩越しに居て
15
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御宿川蝉
離れても絶えぬ想ひや ほととぎす 帰るにしかず と 友に伝えよ
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名鈴
ちはやぶる 賀茂の祭りに 挿頭したる あふひ晴れなる 姿見まほし
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